コーチは「本当の理想」を聴き取る
こんにちは。
ライフコーチの大野 貴之です。
ブログへのご訪問ありがとうございます。
コーチは「本当の理想」を聴き取る
僕は今、毎週金曜日に、
自分が卒業したコーチングスクールの
オンラインクラスのトレーナーをしています。
といってもメイントレーナーは
10年来のベテランコーチの方で、
僕はその補佐、つまりサブトレーナーです。
具体的には、受講生の方々が、
自分自身と深く向き合えるよう、
インタビュアーとして質問をしたり、
コーチングセッション練習の前に、
デモセッションをやらせてもらったり、
ってことをしています。
でもこれが本当に勉強になるんですよね。
受講生の前でセッションをやる緊張とか、
自分としては無意識だったようなとこを
受講生の方からすごいと言われるとか、
受講生のセッションを聴いて、
成長につながるフィードバックをするために、
感じたことを言語化する訓練になるとか、
本当、もはやどっちが受講生?ってくらい
僕にとって学びになる時間になってます。
そしてこの間の金曜日も、
例に漏れず、新たな気付きがありました。
その気付きというのは、
『やっぱり皆、本当の願望は
自分でわかっていないな』
ってことです。
自分のするデモセッションや、
受講生同士のセッション練習でも、
クライアント役の方が言う「理想」は、
「本当の理想」ではないことが多い。
そして「本当の理想」は、
クライアント自身もよくわかっていない。
そういったことを改めて感じたんです。
でも、これってある意味当然です。
だって、それがわかってるなら、
わざわざコーチングのテーマにしなくても、
自分でどうにかできると思うんですよね。
そして、だからこそコーチは、
『表面上の理想ではなく
その奥にある本当の理想の存在を
聴き取らないといけない』
- 本当はやりたくなさそう
- 理想の割に言葉が軽い
- 言葉につまっていいづらそう
- 理想を言う前に変な間があった
そういった些細なサインをキャッチして、
そこをコーチは質問していく。
もちろんそれが正しいかは、
実際に聞いてみないと分かりません。
完全に的外れだったってこともあります。
それでも質問する事に意味があるんです。
質問を受けることでクライアントは、
必ず何らかの刺激を受けます。
- なんでそう思ったんだろう?
- たしかに言われてみればそんな気も…
- それは違うけど別の考えが浮かんだ!
などなど
必ずクライアントの中で
何かしら小さな波紋が生れるんです。
だからコーチは、まず聴く力を
鍛えていかないといけない。
クライアントが「話してる事」だけでなく、
「話してない事」を聴く力が必要。
そういったことを改めて
痛感したオンラインクラスでした。
あなたにももし、
『本当はやりたいけど、
なかなかやれていないこと』
があるとしたら、
そのやりたいことの奥にある、
本当の理想はいったい何だろう?
そんな風にご自身で考えてみても
面白いかもしれませんね。
最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
ライフコーチ 大野 貴之