「自分の心の声に従う」の落とし穴
こんにちは。
ライフコーチの大野 貴之です。
ブログへのご訪問ありがとうございます。
「自分の心の声に従う」の落とし穴
自分らしい人生を送るには、自分が本当に望む方向に向かって進み続ける必要があります。
そしてそのためによく言われるのが、『自分の心の声に従う』といった言葉です。
他人や世間が望むものじゃなく自分の心の声に従いましょう、みたいな言葉を一度は聞いたことがあるんじゃないかと思います。
もちろんそれはその通りなんですが、実はここに注意すべき落とし穴があります。
それは「心の声」を意識するあまり、【本当はやらなきゃいけない嫌なことからも逃げてしまう】可能性があるんです。
自分がやりたいことを実現するには苦しい事、辛い事、怖い事などと向き合う時が当然訪れます。
しかし人間、というより生物は、「苦」を避けて「楽」に流れるものです。
たとえそれが自分の理想のために本当は必要なことであっても、脳は本能的にそれを避けようとします。
急に眠くなったり、他のことをやろうとしたり、あらゆる手を使って「やらなくていい理由」を脳は探し始めるんです。
でも人が成長するには、こういった脳の拒否反応を乗り越えるしかありません。
逆に言うと、そうやって脳に負荷をかけるからこそ人は成長できるんです。
ですが「心の声」を意識するあまり、この脳の拒否反応も心の声だと勘違いして素直に従ってしまう場合があるんですね…これだと人は成長できません。
それに相反する2つの「心の声」があるような感覚になってしまうので、どれが本当の気持ちかわからない…なんて状態にも陥ってしまいます。
ですので同じ「やりたくない」でも、「心の声」と「脳の拒否反応」は別物だと忘れないように注意してくださいね。
そしてその区別がわからない方は、こんな風に考えてみて下さい。
『もしこれが楽に達成できたら、理想の自分に近づけるだろうか?』
この問いの答えがYESなら、きっとそれは「脳の拒否反応」なだけ、乗り越えると「心の声」が望む方向にしっかり進めると思います。
もし答えがNOなら、きっとそれは本当にやりたくないこと、あなたの「心の声」がやりたくないと言ってるんだと思います。
そんな風にしっかりと心の声を確認して、あなたが本当に望む方向へあなた自身が導いてあげてくださいね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
ライフコーチ 大野貴之