ライフコーチングって怪しい…?実際の所を解説します!
こんにちは。ライフコーチの大野貴之です。
あなたはライフコーチングについてどんなイメージを持っていますか?
- 「怪しい」
- 「胡散臭い」
- 「詐欺まがい」
もしかしたらそんな悪いイメージをお持ちかもしれません。
実際に、ライフコーチングのイメージについて色々と調べていると、そういった悪いイメージがかなりあるようで、正直ショックでした……
そこでこの記事では、実際にライフコーチとして活動をしている僕が、
- ライフコーチングは本当に怪しいのか?
- 実際はライフコーチングってどんなものなのか?
について解説したいと思います。これを読むことで、どうしてライフコーチングが怪しいと言われるのか?を理解できると思います。
この記事のもくじ
ライフコーチングはなぜ怪しいのか?
そもそもどうしてライフコーチングは怪しいのか?僕が考える原因はざっくり言うと以下の3つだと考えます。
<怪しいと言われる3つの原因>
- 誰でも「コーチ」を名乗ることができる
- 「コーチング」の名前が独り歩きしている
- 効果を感じるまでに時間がかかる
結論を先に言ってしまうと、ライフコーチングが怪しいと言われる主な原因は、『ライフコーチングがどんなものかよくわからないから』だと僕は考えます。
それでは具体的な原因について、1つずつ見ていきましょう。
誰でも「コーチ」を名乗ることができる
世の中には「ビジネスコーチ」「婚活コーチ」「スピリチュアルコーチ」「ライフコーチ」など、「コーチ」と名の付く肩書きを持っている方々が多くいらっしゃいます。
しかし、実はコーチと名乗るのには必ずしも資格が必要なわけではありません。
従って、誰でも自由に「コーチ」を名乗ることができるため、人によって提供するサービスがバラバラ。つまり、『何をやってる人かよくわからない』といった状況を引き起こしているのです。
「コーチング」の名前が独り歩きしている
また、「コーチ」という肩書きを名乗りながらも「コーチング」を提供していない人も少なからず存在します。というのも、『コーチング=教えること』ではありません。
コーチングを簡単に説明すると、クライアントの考えや想いを聞き出し、整理したりする事で、『クライアントが望む成果をサポートすること』です。
つまり、基本的には指示・アドバイス(教えること)は行いません。まずは大前提の知識として、ここを抑えて頂ければと思います。
しかし、中には『〇〇のアドバイスをする人=〇〇コーチ』といった使い方をしている方も存在し、その結果、本来の意味とは異なった使われ方をしている「コーチング」の名前だけが独り歩きしている状態になっていると言えます。
ただし、勘違いして欲しくないのは、そういった方々を「怪しい」「詐欺だ」と言いたいわけではありません。
どんなメソッドであれ、実際に救われている人がいる以上、それはビジネスとして成り立っていると考えています。
あくまで「コーチングではない」と言いたいだけで、内容までをも否定するつもりはありませんのであしからず。
効果を感じるまでに時間がかかる
最後に3つ目の原因として、効果を感じるまでに時間がかかる点があるかと思います。
コーチング、特にライフコーチングでは、クライアントが自分自身の想いや感情を知り、『望む状態に向けて少しずつ考え方や行動を変えていく』ことが主なプロセスとなります。
もちろん中には1回のコーチングセッションで、考え方や行動がバチっと変わることもありますが、基本的には日々の習慣を少しずつ変えていくことの方が多いです。
そのため、ライフコーチングの効果を実感するには4ヶ月~6ヶ月ほど要することが多く、人によってはそれ以上の時間が必要な場合もあります。(ちなみに僕が本当に効果を確信できたのは1年半くらいでした…遅い方です笑)
そうして効果を実感する前にコーチングを辞めてしまい、「コーチングは効果がない」と悪いイメージを持ってしまう方も中にはいらっしゃるようです。
実際のライフコーチングとは?
ここまでライフコーチングが怪しいと言われる原因は『ライフコーチングがどんなものかよくわからないから』だとご説明してきましたが、
「だったら、実際のライフコーチングってどんなものなの?」
と思っている方も多いのではないでしょうか。そのためここからは、実際のライフコーチングとはどんなものかについて、簡単に説明をさせて頂きます。
自分自身と向き合う環境を提供
ライフコーチングでは何を提供してもらえるのか?を一言で説明すると、『自分自身と向き合う環境を提供してもらえる』といった答えになります。人によってはこれだけで「怪しい」と思うかもしれませんね…。
しかし、現代社会で自分自身のことをわかっている方はどれくらいいるでしょうか?
自分が感じている感情は何か?、自分はどんな時に喜び、怒り、哀しみ、楽しいと感じるのか?を言葉にできる人は多くないと僕は感じています。
逆に言うと、自分自身のことを本当に理解している人は、悩みや迷いが少ないため、コーチングについて調べようとも思わないでしょう。
少し話が逸れてしまいましたが、それではいったいどうやって「自分自身と向き合う環境」を提供してくれるのか?それは主に以下の3つのスキルにより行われます。
<自分自身と向き合うための3つのスキル>
- 積極的傾聴
- 行動を促す質問
- フィードバック
1.積極的傾聴
コーチは「傾聴」と呼ばれるスキルを用いて、クライアントが話している事だけでなく、会話の間、声のトーン、呼吸の変化などを聴きとることで、クライアントが話していない事も聴き取ります。
2.行動を促す質問
コーチは「傾聴」により聴き取った情報を元に、様々な質問を投げかけます。
人間の脳は問い(質問)を受けることで空白が生まれ、その空白を埋めるためにより深い思考をすると言われており、コーチはそれを意図的に起こす質問を行うことで、クライアントに行動を促すような気付きを与えます。
3.フィードバック
コーチの「質問」に答えることで生じるクライアントの無意識の行動や言動を「傾聴」で聴き取り、その時にコーチが感じたことを【そのまま】クライアントに伝える事、それが「フィードバック」です。
これこそ、コーチングがコーチングとして成立するために最も重要なスキルで、これを受けることでクライアントは自分でも気付いていない自分自身を知ることができます。
ただし、自分自身が知らない自分とは必ずしも良いものとは限りません。「できれば知りたくなかった…」そんな風に思ったり、場合によっては涙を流す方もいらっしゃいます。
しかし、だからこそ、これまでの考え方や行動を変化させることに繋がると言えるでしょう。
ライフコーチングを実際に受けた感想
僕自身、ライフコーチとして活動すると同時に、これまで2年間にわたってライフコーチングを継続的に受け続けています。
以下の記事では実際に受けてみた感想をまとめていますので、よかったら参考にしてみて下さい。
まとめ
いいかがだったでしょうか。ライフコーチングに対する怪しいイメージの中には「怪しい考えを洗脳されそう」といったものがあるかと思います。
しかし、僕から言わせれば、コーチ自身の考えを相手に押し付ける時点で、それはコーチングではありません。
コーチングとは、クライアントの考え・想いを聞き出し、共感し、そして「強化」するものです。
コーチングでは基本的に指示やアドバイスは行いませんので、「コーチング=教える事」ではない。まずはその大前提を知ることで、怪しいイメージと本来のコーチングの違いをご理解頂けると思います。
そして、最終的にはやはりご自身の手で目で耳で、実際に調べる事。この記事の情報だけを鵜呑みにするのではなく、必ず自分自身で手に入れた情報と組み合わせて判断してください。
その上で、ライフコーチングがあなたにとって意味のあるものになれば、僕としてはこの上なく幸せです。
ライフコーチングについてもっと深く知りたい方は以下の記事も参考にしてみて下さい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。